
まだまだ先のことだと思っていたのに、
気づけば息子の結婚式が明日に迫っていました。
息子は前日から仕事を休み、少し緊張しながら最終準備。
夫も仕事を休み、スピーチの練習に励んでいます。
いよいよ、明日は息子の晴れの日。
親にとってもかけがえのない特別な一日です。
そんな大切な結婚式を、落ち着いた気持ちでゆったりと迎えられるように
「結婚式前日に親がしておきたいこと」 をまとめました。
ぜひ、前日のチェックリストとしてご活用ください。
結婚式の前日に親がすること
結婚式の前日に親がすることをまとめてみました。
準備ができているかチェックしてくださいね。
- 心づけやお車代の用意
- 当日の衣装の用意
- 当日の入館時間の確認
- 進行表で当日のタイムスケジュールを確認
- 招待客の名前や肩書きの確認
- 謝辞の原稿やスピーチの確認
心づけやお車代を用意しておく
結婚式当日に必要な「心づけ」や「お車代」は、前日までに用意しておきましょう。
渡す相手や金額をリストアップして、ひとつひとつ封筒に入れておきます。

うちは「心づけ不要」の会場だったので準備したのはお車代です。
でも万が一を思って、心づけ用のポチ袋や新札は余分に用意しておきました。
そしてお車代は招待客によって金額が違うのでもう一度リストで確認しました。
当日の衣装と持ち物を最終チェック
留袖やモーニングなど、当日の衣装はもちろん、小物類(バッグ、草履、ネクタイ、カフスボタンなど)まで忘れ物がないか確認しておきます。

夫は衣装をレンタルするので用意するのは黒いソックスと白ハンカチのみ。
私は黒留袖を持参するので決められた小物類を再確認し、着物のしわにアイロンをかけました。
着物のアイロンがけは思ってたより時間がかかりました。
当日の入館時間・集合時間を再確認
式場やホテルへの到着時間、親族の集合時間、着付けやヘアセットの開始時間を、再確認しておきましょう。

当日の会場への入館時間は各自違うので各々が確認します。
うちの場合、挙式が午前10時30分で、
挙式の時間 | 午前10時30分 |
---|---|
新郎新婦の入館時間 | 午前7時30分 (挙式の3時間前) |
母親の入館時間 | 午前8時 (着物の着付けありの場合) |
父親の入館時間 | 午前9時 |
となっていました。
交通機関の時間も調べておくとさらに安心です。
タイムスケジュールを頭に入れておく
挨拶のタイミングや親族紹介、集合写真の流れなど、進行表を見ながらイメージしておくと、心に余裕が生まれます。

当日の流れをタイムスケジュールで確認しておきましょう。
うちの場合を例にします。
挙式は午前10時30分です。
- 10:30挙式
- 10:50挙式終了
- 10:50ガーデン(ブーケトス)
- 11:10披露宴受付開始
- 11:30披露宴開始
- 14:00お開き(立礼・送賓)
こんな感じでした。
招待客の名前や肩書きを確認する
親としてゲストにきちんと挨拶ができるよう、招待客のお名前と肩書きを、もう一度見直しておきましょう。
どなたが新郎側・新婦側かも確認しておくと、受付や挨拶がスムーズになります。

ほとんど息子の関係者にはお会いしたことがなく、当日すぐにご挨拶をする主賓の方と受付の方のお名前を再度確認しました。
そして主賓の方が到着されたら息子の関係者が私に知らせてくれる手はずにしました。
謝辞の原稿やスピーチの確認
当日読む場合は、原稿をプリントアウトして読みやすくまとめておきます。
原稿を暗記したと言っても原稿は持参しておきましょう。

当日持参するものは、持ち物リストを作って忘れ物のないよう確認しておくと安心です。
母親の衣装は着物だけじゃない|フォーマルドレスという選択肢も
結婚式での母親の衣装といえば「黒留袖」が一般的ですが、最近では洋装ドレスを選ぶ方も増えています。
会場の雰囲気や動きやすさを考えて、和装・洋装どちらも選択肢としてアリなんです。
まずは、どんな装いが選ばれているのか、和装と洋装の実例を見てみましょう。

画像出典:Cariru(カリル)
【和装】定番の黒留袖スタイル。格式が高く、伝統的な印象に。
【洋装】ロング丈ドレスで上品に。動きやすく教会式にも自然になじみます。
洋装ドレスが選ばれる理由
かつては「母親=黒留袖」が定番でしたが、最近ではフォーマルな洋装を選ぶ方も増えています。
洋装を選ぶ方が増えているのには、いくつか理由があります。
- 長時間の着用でも疲れにくい
- ヘアメイクや着付けの手間が少ない
- チャペルなど会場の雰囲気に合わせやすい
- 新郎新婦のドレススタイルとも違和感がなく写真映えする
「黒留袖じゃなきゃダメ」 という時代ではなくなりました。
着やすさや機能性、会場との相性などを考えて自分にあったスタイルを選びましょう。
着物もドレスも、レンタルで手軽に準備
留袖やドレスなど、母親として結婚式にふさわしい装いを用意するには、想像以上に準備に時間がかかります。
「留袖は格式があるけれど、準備が大変で重くて動きづらそう」
「ドレスは高価で普段着る機会がない」
そんなふうに迷っている方も多いのではないでしょうか。
最近では、着物もドレスもネットで簡単にレンタルできるサービスが充実しています。
お店に行かなくても自宅に届けてもらえて、使った後はそのまま返送するだけという便利さが人気です。

私は自分が持っている留袖を着ましたが、小物をそろえたりアイロンをかけたりと準備が大変!そして着た後の片付けにも手間がかかりました。その点レンタルだと楽ですよね。
レンタルを利用するメリット
- 購入よりもコストを抑えられる
- バッグや草履、アクセサリー、靴など必要な小物がすべてそろう
- 使用後はクリーニング不要でそのまま返却できる
- 留袖もフォーマルドレスもデザイン・サイズ展開が豊富
「留袖にしようか、ドレスにしようか」と迷っている方は、まずはそれぞれのレンタル衣装を見てみるのがおすすめです。
✅【格式を重視する方に】
黒留袖のレンタルならこちら
✅【動きやすさ・会場との調和を重視する方に】
上品なロングドレスのレンタルならこちら
和装にするか洋装にするか、どちらを選んでも間違いではありません。
大切なのは、無理なく、心地よく過ごせることです。
また、相手のお母様とあらかじめ相談して服装の雰囲気をそろえておくと、並んだ時の印象も自然で写真映えもしますよ。
レンタルを上手に活用して、自分らしい装いで晴れの日を迎えましょう。
結婚式での父親の謝辞|失敗しないためのポイントまとめ
披露宴がお開きになる前に、両家を代表して参列してくださった人たちに挨拶を行うことを謝辞といいます。
締めくくりのスピーチは緊張しますが、ポイントを押さえれば大丈夫。
謝辞の構成、NGワード、注意点をまとめました。

一般的に謝辞は新郎の父親の役目になっており、うちの場合も夫がすることになりました。
以前よりスピーチの原稿を考えていましたが、「原稿を見ないで話すぞ」と言って暗記をしています。
謝辞のポイントは?
謝辞で大切なのは、感謝の気持ちをシンプルに伝えること。長すぎず、時間は1~2分で文字数にして400~600文字以内といったところです。

謝辞は、披露宴に来てくださった方に感謝の気持ちを伝えるものですので簡潔で印象に残るものがいいですね。
謝辞の原稿は遅くても1週間前までには完成させておきましょう。
そして、気持ちが伝わるよう当日までしっかり練習ですね。基本的なあいさつの構成は決まっているので、それに従って原稿の作成をします。
謝辞の基本的な原稿の構成
- 自己紹介(新郎新婦との続柄を伝えます)
- 招待客へのお礼(披露宴に出席いただいたことへのお礼)
- 祝辞や祝儀に対してのお礼
- 親としての思い 子どもとの思い出話やエピソード、新郎新婦へのはなむけの言葉
- 新郎新婦への今後のご支援のお願い
- 披露宴での不行き届きへのお詫び
- 結びのあいさつ
このような構成で考えていきます。
披露宴の謝辞に使ってはいけない言葉
謝辞の原稿を書く際に気をつけたいことは縁起の悪い言葉、忌み言葉や重ね言葉は使わないということです。
普段何気なく使っている言葉もおめでたい席ではタブーとなります。
ではどのように言い換えればよいのでしょうか。

たとえば、
- 重ねてのお願い ➡ 心からのお願い
- ますますの ➡ なお一層の
- 思い切り ➡ 思う存分
- スタートを切る ➡ スタートラインに立つ
- 終わり ➡ お開きになる
なるほどと、思いますよね。
これらはつい、使ってしまいそうな言葉ばかりです。
謝辞スピーチの際に気をつけること
スピーチををする際に気をつけないといけないことは
- スピーチの時間が長すぎる
- 同じ話を何度も繰り返す
- 会社や人の名前を間違える
- 自慢話ばかりする
こういったことですね。
披露宴の最後でお酒も入っているので、せっかく原稿を準備していたのに原稿と違うことを言ったりしないように、気をつけないといけませんよね。
結婚式の前夜|わが家の場合
結婚式の前日は、自宅で家族だけで過ごし、ゆったり過ごすのが理想的です。
しかしうちの場合、

遠方からの親戚がホテルに宿泊したため、そのホテルでみんなで食事会となりました。
またそのあとで息子は遠方から来てくれた友人たちとの飲み会に参加と、独身最後の夜を満喫していたらしいのです。
結婚式の前日はしっかりと休養をとり、体調を整えて明日に臨むのがベストですが、なかなか理想通りにはいかないものですね。
私と夫は食事会が終わったあと、すぐに帰宅しましたが、息子はなかなか帰ってきませんでした。
明日はどんな一日になるのか——
息子の帰りを待ちながら、そわそわしてなかなか眠れませんでした。
それでも、眠れなかった夜も、きっと忘れられない思い出になるのでしょう。
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