
両家顔合わせの服装に決まったルールはありませんが、知っておかないと恥をかくことがあります。それは両家で服装の格を同じにするということです。
相手方が礼装なのに、こちら側がカジュアルな服装では初めから気まずいムードになります~そして食事会の会場の雰囲気にも服装をあわせないといけません。
高級料亭なのか、ホテル、レストランなのか。。。会場がカジュアルなレストランなのに全員正礼装では浮いた存在になります。
結婚する二人に食事会の会場を考えて服装の格を決めてもらいましょう。何を着ていくかは服装の格が決まってから考えます。
『両家の顔合わせ』では両家の事前の打ち合わせが大切です。
この記事では、50代 60代の母親が知っておきたい! 顔合わせにふさわしい服装のポイントを解説します。
服装だけでなくアクセサリー・バッグ・靴・お化粧や髪型までトータルの情報をお届けしますので参考にしてくださいね。
両家顔合わせ 母親の服装選びのポイント
母親が服装を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめてみました。
- ①両家で服装の格を同じにする。
- ②夫婦で服装の格を同じにする。
- ③会場の雰囲気にあった服装にする。
- ④結婚する二人より目立つ服装はしない。
- ⑤過度な露出はしない。
服装の格と言われてもピンとこないかもしれませんがドレスコードのことです。
ドレスコードは一般に4つに分類されます。
格式が上の方から~
- 正礼装フォーマル(モストフォーマル)
イメージは結婚式の新郎新婦や両家の両親などの服装です。
- 準礼装セミフォーマル
イメージは結婚式や披露宴の招待客に多くみられる服装です。
- 略礼装インフォーマル
ここまでがフォーマルスタイル(礼装)です。
イメージはパーティや結婚式の二次会に招待された時に着用する装いです。
「平服でお越しください」と言われた時はこれに当たります。 - スマートカジュアル
普段の服装(カジュアル)と礼装(フォーマル)の間の服装です。
「堅苦しくなく」という意味合いですが、同時にきちんと感がある服装です。
服装の格がわかった所で、着用する装いを考えていきましょう。
顔合わせの母親の服装は一般的にはセミフォーマル(準礼装)やインフォーマル(略礼装)で
スーツやワンピース、和装では色無地や訪問着などを着る方が多いです。
まずは手持ちの服を出して鏡の前であわせてみてください。そして服装だけでなく、アクセサリーや靴、バッグまでトータルであわせてくださいね。
両家顔合わせ 母親の服装
顔合わせの母親の服装には
- 和装
- ワンピース
- スーツ
- パンツスタイル
があります。順番に見ていきましょう。
顔合わせ 和装
結婚する女性が訪問着や振り袖を着る場合は母親も着物を着るのもいいですね。最近は着物を着る機会も少なくなってきたので母親も和装でしっとりと決めましょう。
ただし、振り袖は未婚女性の正礼装なので両家の服装の格も上がります。そのあたりは話し合ってくださいね。母親は色無地、訪問着、付下げなどを着ます。
こちらは色無地のレンタルになります。⬇
顔合わせ ワンピース
派手な色や柄物は避けて、顔うつりのいい落ち着いた色を選びましょう。
顔合わせでおすすめの色はネイビーです。ネイビーは控えめな色ですがパールのアクセサリーと合わせると華やかになります。
長袖か七分丈のもので一年中着れる素材で丈はひざが隠れるくらいのもの。
黒は暗いイメージがあるので、できれば避けたほうが無難です。黒を着るなら黒一色にしないで、羽織ものや小物で差し色をして華やかにしましょう。
こちらは光沢感のある凸凹模様が魅力的なエレガントなワンピースです。
こちらは程よい透け感のレース袖が素敵なドレスです。
ロング丈のフォーマルワンピースになります。
顔合わせ スーツ
セットスーツは着回しができるので便利です。こちらはジャケット・ワンピース・スカートの3点セットです。
顔合わせで着て、前撮りの付き添いで着て、結婚式当日の会場までの行き来にも使えます。留袖に着替えるからと言って普段着で会場には行けませんものね。
こちらはジャケットとレースのワンピースの2点セットです。
スーツはやはりきちんと感がでますね。こちらは東京ソワールのカラーフォーマルです。あらたまった席に自信の持てる一着です。
顔合わせ パンツスタイル
普段パンツ派の方は顔合わせでもパンツスタイルを望まれる方も多くいらっしゃいます。ただ気をつけないといけないのは一般的にパンツスタイルはスカートより服装の格が下と見なされるということです。気になる方は格式のあるホテルや高級料亭では避けたほうが無難でしょう。
優木まおみさん × any Si S コラボアイテムです。上下ワンツーで着るだけで素敵に決まります。おしゃれに体型カバーできるペプラムデザインなので気になるお腹とお尻周りをさりげなくカバー。きちんと見えするセンタープレスのパンツはシンプルながら美しいシルエットがポイントです。
こちらは同色同素材のネイビージャケット、パンツ、ブラウス、合わせやすい白ブラウスの4点セットのパンツスーツです。
服装に迷ったらレンタルするという方法もあります。
顔合わせの服装をレンタルするという発想が母親世代にはないかもしれません。けれどもドレスレンタルはスマホから簡単に、しかもリーズナブルに利用できる時代になっています。
顔合わせ アクセサリー
おめでたい席にはパールのアクセサリーがいいですね。パールをつけているだけでワンランク上の装いになります。パールにもいろいろな種類がありますがフォーマルなパールはあこや真珠です。
形が不揃いのバロックパールやコットンパールはカジュアルシーンで使うものなのでお気をつけください。
パールのネックレス
冠婚葬祭に使えるアクセサリーと言えば、ネックレスと耳飾り(ピアスOrイヤリング)のセットが定番です。大人の女性として本物を持っておきたいです。
伊勢志摩の真珠専門店 花珠真珠パールネックレス ピアス Or イヤリング セット |
あこや真珠のネックレスと耳飾りの2点セット |
パールのブローチ
胸元につけるだけでさりげなく気品が漂うパールブローチです。
「あこや真珠 パールブローチ ホワイト系 」 エレガントな曲線が美しいシンプルブローチ |
指輪
結婚指輪と婚約指輪はフォーマルのアイテムとされているので母親も顔合わせでつけて構いません。ただし、顔合わせで新郎新婦が婚約指輪のお披露目をする場合は母親は結婚指輪だけにしたほうがいいかもしれません。主役のふたりとかぶらないように母親は控えめに、もし結婚指輪以外につけるならシンプルなパールの指輪がいいです。
顔合わせ バッグ
大きなバッグではなく、小ぶりのバッグを持ちましょう。
マチが薄いと食事のときに椅子の後ろに置くことができます。
普段も使えるバッグだと重宝しますね。
柔らかな牛革を使った、ハナイユキコ(YUKIKO HANAI)の フォーマルバッグ |
正統派のフォーマルバッグなら一生使えます。
こちらは皇室御用達ブランド濱野皮革工藝所製のバッグです。
湿度の高い日本の風土を考えた裏地素材を使っているので内側も劣化しません。まさに一生物です。
濱野フォーマルバッグ 20年間使える事を考え内側に劣化しない素材を使ったオリジナル仕様。 シンプル&上質なのでどんなシーンでも自信を持って使えます。 |
こちらは少し大きめ縦長タイプです。
顔合わせ 母親の靴
かかとの高いパンプスでなくてもいいので、低くてもヒールのある靴を履きましょう。ペタンコ靴やつま先の出ているサンダルは避けましょう。
パンプス
外反母趾に優しくおしゃれなデザインの靴を選んでみました。
シンプルな黒のパンプスがあると万能ですね。
柔らかで上質なラムレザーのパンプスです。足が美しく見えるデザインで、履きやすさとキレイさを両立させたパンプスです。
ストッキング
寒くなってくるとタイツをはきますが、タイツはカジュアルなシーンではくものです。改まった席では肌色のストッキングをはきましょう。

画像出典:Amazon
私のお気に入りのストッキングは偶然ドラッグストアで買ったカネボウエクセレンスです。今までひどいときは一日で伝線していたストッキングが、カネボウを使うようになってから一ケ月以上はもつようになりました。丈夫で肌触りもなめらか艶もあって、足もキレイに見えます。試してみて!
顔合わせ 母親の髪型・お化粧
気をつけることは主役のふたりより目立つ髪型やお化粧はしないということです。
母親の髪型
和装の場合は美容院で着付けや髪のセットが必要となるでしょうが、洋装の場合は余裕があれば美容院に行くくらいで、自分で髪をセットするだけで大丈夫でしょう。服装や会場の雰囲気に合わせましょう。
母親のお化粧
肌の質感をしっかり作って、ほお紅をほんわりと、アイシャドーや口紅は派手な色は避けましょう。
マスク生活の今、お化粧に力を入れていない方もいらっしゃると思いますが、顔合わせでは記念写真を撮ることが多いので口紅を塗るのをお忘れなく。できればマスクにつきにくい口紅がいいです。KATEのLIP MONSTERは落ちにくい口紅だと話題になっています。

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食事会では手元は目立つので爪は整えて自然な色のネイルを塗りましょう。

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普段ネイルをしない方は、プチプラコスメでも十分です。キャンメイクのネイルは発色も良く、艶のある質感です。ベージュピンク系の淡い色がおススメです。
口紅もネイルもドラッグストアやスーパーで購入できます。
両家顔合わせ 母親の服装まとめ
いかがでしたか。
女性は何かあると着るものどうしようかと悩んでしまいますよね。
両家の顔合わせでは主役は結婚するふたり。
両家で服装を相談して、母親は控えめながらも上品な装いで参りましょう。