
いよいよ今週末、息子の彼女がわが家に挨拶に来ることになりました。
すでに彼女のご両親への挨拶は済ませたそうです。
「結婚の挨拶は、まず女性の両親からするのが一般的なんだよ」 と、息子が教えてくれました。
どちらの親に先に紹介するかについては、「女性側の親から」 という考え方が今も根強く残っているようで、うちの息子もちゃんと調べて行動したようです。
ただ、ご挨拶に伺ったことを私に報告してきたのは後からだったので、
「ちゃんとご挨拶できたのかしら?」
「きちんとした服装で行ったかしら?」
「手土産は持って行った?」
と、あれこれ気になって仕方がありませんでしたが。。。
どうやら、わが息子、自分で調べて準備してすべてきちんとクリアしたそうです。

初めて息子の結婚相手に会うときの親の気持ち
息子が結婚を考えている彼女を家に連れてくることになった日。
「ついにこの日が来たか…」 って感じでした。
「どんなお嬢さんなんだろう?」
「うちの息子を本当に大事にしてくれているのかな?」
「ちゃんと家庭を築いていける人かしら?」
気になる気持ちはあるけれど、口にするのもなんだか気が引けるし…。
「息子が好きになった人なら、きっといい子よね」 って思う反面、
「うちに馴染んでくれるかしら?」
なんて、不安もちょっぴり。
それとうれしいけど、ちょっとだけさみしい気持ち…。
「息子、もう本当に手が離れるんだなあ」 って。
でも、彼女だって緊張しているはず。
親の私たちが、あんまり構えすぎると、余計に気をつかわせちゃいますよね。
だからこそ、普段通りにありのままで迎えてあげられたら一番かなって思います。
とは言え、母親としましては準備もありますよね。
息子が結婚相手を連れてくる!親のための準備ガイド
息子の結婚相手が家に挨拶にくる~
そんな特別な日の前には、やはり親としての準備が欠かせません。
親が準備しておきたいことを挙げてみました。
きれいなおうちでお迎え|家の掃除ポイント
息子の大切な人を初めてお迎えする日。
家のすみずみまでピカピカにしなくても大丈夫ですが、パッと目に入る場所だけはきれいにしておきたいですね。
家の周り | 枯れ葉やゴミは落ちていないですか。 |
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玄関 | 靴はきちんとそろえ、玄関のたたきは拭いておきましょう。スリッパは用意されていますか。 |
リビング | テーブルの上に物が散らばっていませか。 |
キッチン | 水回りはいつもキレイにしておきたいですね。 |
ニオイ対策 | 自分では気づきにくいのが、家のニオイ。 玄関やリビングに消臭スプレーやアロマディフューザーを使うと、さわやかな空気でお迎えできます |
普段通りを見せるのもいいのでしょうが、最初は気合が入って大掃除になっちゃうかもです。
第一印象が大事|親の服装マナー
息子の結婚相手を自宅で迎えるとき親の服装は意外と大事なポイントです。
自宅なので普段着で大丈夫です~。
とはいえ、いつも家で着ているからと言ってヨレヨレのTシャツやジャージなど、リラックスするような部屋着はさけてくださいね。
実は、親の服装もけっこう見られているものなんです。
ポイントは、「清潔感」と「きちんと感」です。
たとえば、
母親なら、カットソーやブラウス・ニットにスカートやパンツなど。
父親なら、襟付きのシャツやポロシャツにチノパンなど。
色は黒や暗い色より、顔映りの良い爽やかな色合いのものを選びましょう。
息子の彼女に初めて会うわけだから近所に買い物に行けるくらいのちょっとだけきれいなスタイルをどうぞ。
彼女はきっとキレイめの服装で来るはずです。
「いつもよりちょっとおしゃれな普段着を」と思ったらこちらを⬇
パパの服装もお忘れなく。
こんなときだから、パパにも素敵になってもらいましょう。⬇
そして靴下や室内履きも意外と目に入るもの。
古びたスリッパや素足はさけて、きれいな靴下や新しめのスリッパを用意しておきましょうね。
あたたかく迎えるために|お茶とお菓子の準備
お茶やお菓子を用意するなら、息子に彼女の好みを聞いておくと安心です。
飲み物はコーヒー派なのか紅茶かハーブティーが好きなのかくらいはざっくりでいいので事前に聞いておきましょう。
お菓子は、粉がポロポロこぼれない、食べやすいものがベスト。
マドレーヌやフィナンシェみたいな、手に取りやすい焼き菓子がぴったりです。
母親の手作りのお菓子もいいですが、初対面の時は市販のものを選んだほうが無難かも。
(もちろん、プロ級の腕前の方は別ですが!)
「どんなお菓子を選べばいいか迷う…」 という方は、人気の焼き菓子セットをチェックしてみてもいいかもしれません。ちなみに、
では、焼きたてを直送してくれます。見た目もかわいくて、味も間違いないので、初対面のシーンにもぴったりですよ♪

なごやかな時間に|食事の用意はどうする?
時間によっては夕食を一緒に、ってことになるかもしれないので段取りだけは考えておきましょう。
事前に食事の用意をしておく必要はありません。その場の雰囲気によってどうなるかわからないので段取りだけでOKです。
簡単にできる料理とか、外食するとか、出前でお寿司を取るのもいいですね。
一般的に男性が彼女の両親に挨拶に行った場合はお酒で乾杯となることが多いようです。
逆に、彼女がうちに来た場合は(多分ドキドキしているでしょうから)あまり引き止めないほうがいいかもしれません。
息子の結婚相手に会うときの親の心得
親は子どもの結婚相手に対してほのかな希望や夢を抱いているものなので、つい厳しい目で見てしまいがちですよね。
けれども息子の彼女も相当緊張しているはずです。
まずはリラックスして話ができるように和やかな雰囲気で、相手のよいところを探しましょう。
息子の結婚相手をさりげなくチェック
少し肩の力を抜いて、自然体で彼女の様子を見てあげられるといいですね。
- 服装や身だしなみは清潔か
- あいさつはきちんとできるか
- 言葉遣いは丁寧か
- 基本的なマナーを知っているか
- 結婚後の生活についてビジョンを持っているか
- 時間、お金にルーズではないか
- 健康的で明るい性格か

親としてさりげなくチェックしてしまいますよね。
そして気になるのは彼女の息子に対する態度かしら。。。
息子への呼び方~呼び捨てやニックネームで呼ばれていると気になりますよね。
息子の結婚相手に心配な点があったら
自分の息子が選んだ相手なので、積極的にいいところを見つけようとしても心配な点が出てくることもあります。
たとえば、
- 相手との年齢差が大きい場合
- 相手が外国籍の場合
- 相手が再婚の場合
- 相手にお子さんがいる場合
- 相手に障がいがある場合
こうしたことを知ると、最初は驚いたり戸惑ったりするのも当然のことだと思います。
でも、まずはあわてずに気持ちを落ち着けることが大切です。
子どもに必要なのは、親の頭ごなしの意見ではなく、適切なアドバイス。
一度や二度会っただけで、その人のすべてを知ることはできません。
親として気になったこと、不安に思ったことは、感情的にならずに冷静に、具体的に伝えます。その上で、子ども自身の考えをしっかり聞くことが大事だと思います。
気になることは、一度立ち止まって考える
もし初対面で「ちょっと気になるな」 と思うことが出てきたら、
すぐに判断を下さず、少し立ち止まって考えてみましょう。
たとえば、
- 親の価値観だけで相手を見ていないか
- 偏った見方や思い込みがないか
- ふたりは結婚に伴うリスクを理解しているか
- それを一緒に乗り越えようとする強さがあるか
- ふたりの愛情や結婚への意思は本物か
こうした点を、一度冷静に考えてみるといいかもしれません。
結局のところ、本当に大事なのは「この人と結婚して、息子が幸せになれるかどうか」。
親として心配になるのは、子どもに幸せになってほしいと願うからです。
だからこそ、感情だけで動かず、一番大切なことに目を向けて判断していきたいですね。
体験談|うちの未来のお嫁さん

さて当日、午後2時頃に息子が未来のお嫁さんを連れて帰ってきました。
どうやらお昼時間は外したようです。
初めて会う息子の彼女は親しみやすい、笑顔の素敵なお嬢さんでした。
一番緊張していたのはうちの息子のほうで、親にはじめて彼女を紹介するのはとても照れ臭かったようです。
初対面の会話と過ごし方
まず軽く自己紹介をして、和やかな雰囲気でスタートしました。
彼女からは、家族構成やお仕事の話、趣味について聞かせてもらいました。
息子も一緒に、ふたりの出会いや、これまでの付き合いの様子などの話もして、私たちもにこにこしながら聞き入りました。
最初は少し緊張していた空気も会話が進むうちにだんだんとほぐれてきた感じでした。
ひと通り話が落ち着いたころ、息子の小さい頃のアルバムを広げてみることに。
赤ちゃんのころの写真や、小学校時代の懐かしい写真を見ながら、みんなで笑ったり、ほっこりしたり。
彼女も楽しそうに写真を眺めてくれて、なんだか少し距離が縮まった気がしました。
滞在時間は、2時間ちょっと。
慌ただしくもなく、長すぎることもなく、ちょうど良い時間だったと思います。

小さい頃のアルバムを用意しておくと話が盛り上がるのでぜひ!
初対面を終えて感じたこと
初対面にしては思った以上にリラックスして過ごせました。
夫も私も、「息子がこんなにいい人にめぐり会えたんだなぁ」 と、ただただ感謝の気持ちでいっぱいに。
息子も緊張しながら一生懸命頑張っていましたが、なにより彼女の明るくて優しい人柄に、すっかり安心した一日でした。
次のステップ|両家顔合わせに向けて
無事に初対面を終えた後、すぐに「両家顔合わせを行いましょう」 という話になりました。
彼女のご両親も、息子のことをとても気に入ってくださり、結婚には大賛成とのこと。
ふたりも「早く結婚したい」と思っているようで、来月両家そろってのご挨拶を予定しています。
次の記事では、両家顔合わせに向けての準備や、当日の流れについてご紹介していきますね。