【両家顔合わせ】50代・60代母親の服装選び|ふさわしい服・アクセサリー・バッグ・靴まで徹底解説
両家顔合わせ
2019.08.19
両家顔合わせに明確な服装のルールはありませんが、50代・60代の母親として知っておきたい大切なマナーがあります。それは「両家で服装の格をそろえること」です。
たとえば、相手方がフォーマルな服装なのに、こちらだけがカジュアルでは、第一印象から気まずいムードになります~。
また、会場の雰囲気に合わせた装いも大切です。
高級料亭、ホテル、格式あるレストランなど、会場によってふさわしい服装は異なります。
カジュアルなレストランに正礼装を着ていくと、かえって浮いてしまうことも。
まずは、結婚するふたりに食事会の会場の雰囲気に合わせた服装の格を決めてもらいましょう。
そこから服や小物を選ぶとスムーズです。『両家顔合わせ』は事前の打ち合わせが大切です。
本記事では、50代・60代の母親が顔合わせにふさわしい服装を選ぶポイントを詳しく解説します。
服装はもちろん、アクセサリー・バッグ・靴・髪型やメイクのマナーまで、トータルで好印象を与える装いをお伝えします。ぜひ参考にしてくださいね。
両家顔合わせで母親の服装はどうする?50代・60代が気をつけたいポイント
顔合わせは、両家がはじめて正式にそろう大切な場。
50代・60代の母親にとっても、服装選びは「どこまできちんとすればいいの?」と悩むことが多いですよね。
まずは母親が服装を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめてみました。
- ①両家で服装の格を同じにする。
- ②会場の雰囲気にあった服装にする。
- ③結婚する二人より目立つ服装はしない。
- ④過度な露出はしない。
まず意識したいのは、両家で服装の「格」をそろえることです。
「格」と言われても少し分かりにくいかもしれませんが、これは 「ドレスコード」(服装の格式) のことを指します。
ドレスコードは大きく分けて次の4つの種類があります。
格式が上の方から~
正礼装
フォーマル(モストフォーマル)
イメージは結婚式の新郎新婦や両家の両親などの服装です。
準礼装
セミフォーマル
イメージは結婚式や披露宴の招待客に多くみられる服装です。
略礼装
インフォーマル
ここまでがフォーマルスタイル(礼装)です。
イメージはパーティや結婚式の二次会に招待された時に着用する装いです。
「平服でお越しください」と言われた時はこれに当たります。
スマートカジュアル
普段の服装(カジュアル)と礼装(フォーマル)の間の服装です。
「堅苦しくなく」という意味合いですが、同時にきちんと感がある服装です。
このように、服装には「格式」の段階があり、両家でこのバランスが合っていないと、ちぐはぐな印象を与えてしまうこともあります。
服装の格がわかったところで、次は着用する装いを考えていきましょう。
顔合わせの母親の服装は一般的にはセミフォーマル(準礼装)やインフォーマル(略礼装)で、スーツやワンピース、和装では色無地や訪問着などを着る方が多いです。
まずは手持ちの服を出して鏡の前であわせてみてください。そして服装だけでなく、アクセサリーや靴、バッグまでトータルであわせてくださいね。
両家顔合わせにふさわしい母親の服装【50代・60代向け】
顔合わせの母親の服装には、
があります。
順番に見ていきましょう。
和装|上品な印象で格式高く
結婚する女性が振袖や訪問着などの和装を選んだ場合、母親も着物でそろえると、統一感があり、格式ある印象になります。ふだんはなかなか着物を着る機会が少ないからこそ、顔合わせという特別な日に、和装でしっとりと装うのも素敵ですね。
ただ、振袖は未婚女性の正礼装。女性が振袖を着る場合、全体の服装の格も少し上がるので、両家で事前に話し合っておくと安心です。
母親が着る着物としては、落ち着いた雰囲気の「色無地」「訪問着」「付け下げ」などが一般的です。
控えめでありながら品格があり、年齢にふさわしい上品な印象を与えてくれます。
こちらは色無地のレンタルになります。⬇
ワンピース|やわらかく華やかな印象に
両家顔合わせの場では、ワンピーススタイルは人気があります。かしこまりすぎず、やさしい雰囲気を演出できるのがワンピースの魅力。
特に、レースやプリーツなどがほどよくあしらわれたデザインは、上品で華やかな印象を与えてくれます。
派手な色柄は、相手に強い印象を与えてしまうこともあるため、控えめなものを選ぶのがおすすめです。落ち着いた色合いで、顔映りの良いものを選ぶと安心です。
たとえばこちらのワンピースは、上品な花柄の総レースがやさしく華やかな印象を与えてくれる一着。胸元の細やかなタックや、袖や裾のやわらかな縁取りが女性らしさを引き立ててくれます。体のラインをひろいすぎず、すっきりと着こなせるデザインも魅力です。
もう少し動きのあるデザインをお探しの方には、こちらのワンピースもおすすめです。
タックと細かなプリーツが美しく揺れ、歩くたびに軽やかな印象を与えてくれます。ふんわりとした袖が二の腕をやさしくカバーしてくれるのもうれしいポイント。ウエストにはほどよいゆとりがあり、長時間の食事会でも快適に過ごせます。共布のリボンでウエストマークすれば、控えめながらも華やかさのある装いになります。
どの色にしようか迷ったときにおすすめなのが、ネイビーのワンピースです。ネイビーは控えめながらもきちんと感があり、フォーマルな場にふさわしい色。パールのアクセサリーと組み合わせれば、ほどよく華やかさもプラスされます。
袖丈は長袖または七分袖、丈はひざが隠れるくらいのものを選ぶと、落ち着いた印象に。素材次第で季節を問わず着まわせるのも、ネイビーの魅力です。
こちらは、繊細なプリーツが美しい、上品な印象のワンピース。やわらかな光沢とゆるやかなシルエットが華やかさを演出します。ウエストリボンで印象を変えられ、顔合わせはもちろん、さまざまな場面に活躍する一着です。
袖部分に軽やかなシフォンを使ったエレガントなドレスです。
レースの華やかさを楽しみながらも、落ち着いた印象に仕上げたい方には、こちらのワンピースもおすすめです。
軽やかなレース袖と上品な光沢素材が華やかなワンピース。共布のリボンでウエストをマークすれば、より洗練された着こなしになります。
リーフ柄の総レースが華やかなワンピース。肘まで隠れる袖やスカラップの縁が上品で、裾に向かって広がるシルエットが優雅な印象。無地のサッシュベルトでウエストをマークすれば、きちんと感のある着こなしが完成です。
華やかシーンに欠かせないシンプルながら品のあるデザインで、着こなしやすいワンピースです。

こちらは光沢感のある凸凹模様が魅力的なエレガントなワンピースです。
レースが上品なロング丈のワンピースならこちら。少しゆったりしたミセス仕様なので締め付けもありません。
スーツ|きちんと感と落ち着きを演出
かしこまった雰囲気の会場や、フォーマル感を大切にしたい両家顔合わせでは、ジャケットスタイルのスーツもおすすめです。なかでも、ジャケットとスカートではなくジャケットとワンピースのセットスーツは、やわらかさときちんと感のバランスがとれた装いとして人気があります。
見た目にきちんと感がありながらも、着心地はワンピースなので動きやすく、長時間の食事会でも快適。さらに、着回ししやすいのも嬉しいポイントです。
たとえば、顔合わせにはジャケットと合わせてスーツとして、前撮りの付き添いではワンピース1枚で、そして結婚式当日の会場への移動時にも活用できます。結婚式では留袖に着替えるとしても、行き来の際に普段着というわけにはいきませんよね。
フォーマルな場面が続く中で、1着あるととても重宝する装いです。
こちらは、ジャケット・ワンピースの2点セットです。
ワンピースは上身頃にはフラワーモチーフのレースを使用し、七分丈の袖は透け感の高いシフォンで、華やかなフォーマル感のある雰囲気です。
こんな素敵なワンピースなら前撮りの付き添いで着用して新郎新婦と記念撮影をしてもバッチリですね。
こちらも着回しできるジャケットとワンピースのセットです。ライトグレーなので顔映りもよくきれいに着こなせます。
シンプルなノーカラージャケットとエレガントなジャカードワンピースをセットしたセレモニースーツです。
パンツスタイル|動きやすさと品のよさを両立
ふだんからパンツスタイルに慣れている方の中には、顔合わせでも同じように着こなしたいと考える方が多くいらっしゃいます。動きやすく、体のラインも気になりにくいため、安心して過ごせるという点でも人気のスタイルです。
ただし、一般的にはパンツスタイルはスカートよりもやや服装の格が下と見なされることがあります。そのため、格式高いホテルや由緒ある料亭など、あらたまった雰囲気の会場では避けたほうがよい場合もあります。
落ち着いた色味のセットアップや、上質な素材を選ぶことで、パンツスタイルでも品のある装いは十分に可能です。会場の雰囲気や両家の意向に合わせて、バランスよく選びましょう。
ジャケット・ブラウス・ワイドパンツの3点セットです。
こちらは同色同素材のネイビージャケット、パンツ、ブラウス、合わせやすい白ブラウスの4点セットのフォーマルパンツスーツです。
【両家顔合わせ】母親のパンツスタイルを選んでみた!カジュアルな顔合わせにおすすめです
顔合わせの服装に迷ったら?失敗しない選び方のヒント
「どんな服を着たらいいかわからない」 「手持ちにふさわしいものがない」 そんなときは、レンタルを利用するという選択肢もあります。
母親世代にはあまりなじみがないかもしれませんが、最近はスマホひとつで、ドレスやフォーマルウェアを手軽にレンタルできるサービスが増えています。しかも、購入するよりもずっとリーズナブル。顔合わせのような特別な日の装いを、気軽に準備できる時代になっています。
ドレスだけでなく、アクセサリーやバッグ、靴までトータルで借りられるので、「全体のコーディネートに自信がない…」という方にもおすすめです。
以下は、レンタルできるドレスの一例です。
レンタルドレスならこちらの記事へ
顔合わせにふさわしいアクセサリー選び
おめでたい席には、やはりパールのアクセサリーがよく合います。
パールをひとつ身につけるだけで、全体の雰囲気がぐっと上品になり、装いにきちんとした印象が加わります。
パールにもいろいろな種類がありますが顔合わせのような改まった場では、丸くてつやのある「あこや真珠」などのフォーマルなタイプがおすすめです。
最近は形が不揃いのバロックパールや軽やかなコットンパールも人気ですが、これらはカジュアルシーン向け。お祝いの場では避けたほうが安心ですね。
パールのネックレスは定番アイテム
顔合わせの場では、上品で落ち着いた印象を与えるパールのネックレスが定番アイテムです。ネックレスと耳飾り(ピアスorイヤリング)のセット一つ持っておくと何かと重宝します。
伊勢志摩の真珠専門店 花珠真珠パールネックレス ピアス Or イヤリング セット |
夏場は汗による変色や傷みが心配されることもあります。真珠はデリケートな素材なので、長時間の着用や屋外での移動が多い日には注意が必要です。そんなときは、無理にネックレスをつけず、代わりにブローチで華やかさを添えるのもひとつの方法です。
パールのブローチでさりげない華やかさを
胸元にさりげなく添えるだけで、気品が漂うパールブローチです。
「あこや真珠 パールブローチ ホワイト系 」 エレガントな曲線が美しいシンプルブローチ |
指輪はシンプルに、上品に控えめに
結婚指輪や婚約指輪は、フォーマルな場にもふさわしいアクセサリーとされているので、母親が顔合わせで身につけても問題ありません。特に結婚指輪は、自然に身につけている方も多いですね。
ただ、顔合わせの場で新郎新婦が婚約指輪のお披露目を予定している場合は、母親はあえて結婚指輪のみにしておくのもひとつの心づかいです。主役のふたりが引き立つよう、控えめな装いを心がけたいものですね。
もし結婚指輪以外に何かつけたい場合は、シンプルなパールの指輪など、落ち着いた印象のものを選ぶと安心です。
こちらの指輪はあこや本真珠のダイヤモンドプラチナリングです。
母親にふさわしい顔合わせ用バッグとは
顔合わせの席では、大きなバッグやカジュアルすぎるものはさけ、落ち着いた色合いの、小ぶりのバッグを選びましょう。黒・ネイビー・ベージュなどのベーシックカラーが使いやすく、どんな装いにもなじみます。
また、バッグのマチが薄いと食事のときに椅子の後ろに置くことができます。
普段も使えるバッグだと重宝しますね。
柔らかな牛革を使った、ハナイユキコ(YUKIKO HANAI)の
フォーマルバッグ |
ランドセルで有名な土屋鞄製造所のフォーマルバッグです。
改まったシーンにふさわしいクラシカルな上品さと使いやすいシンプルな形、そして安心の収納力で人気のある商品です。
実際、売り切れになっていることが多く在庫があったらラッキーです。
正統派のフォーマルバッグなら一生使えますね。
こちらは皇室御用達ブランド濱野皮革工藝所製のバッグです。
湿度の高い日本の風土を考えた裏地素材を使っているので内側も劣化しません。まさに一生物です。
濱野フォーマルバッグ 20年間使える事を考え内側に劣化しない素材を使ったオリジナル仕様。
シンプル&上質なのでどんなシーンでも自信を持って使えます。 |
こちらは少し大きめ縦長タイプです。
母親にふさわしい顔合わせ用の靴とは
靴も、全体の印象を左右する大切なポイントです。顔合わせには、ヒールのあるパンプスが基本ですが、無理のない高さで歩きやすいものを選びましょう。3〜5cm程度のローヒールやミドルヒールが一般的です。
つま先が出るオープントゥや、ラメやビジューのついた華美な靴は避け、落ち着いたカラーとシンプルなデザインを意識して選びましょう。
おすすめのパンプスをご紹介
幅広いシーンで活躍する人気の定番パンプスです。
外反母趾に優しくおしゃれなデザインの靴ならこちらです。
ストッキングは肌色が基本
季節によっては「タイツでもいいのかな?」 と迷う方もいらっしゃいますが、顔合わせのような改まった場では、肌色のストッキングを選ぶのが基本です。
タイツはどうしてもカジュアルな印象になりやすく、フォーマルな場には不向きとされています。寒い時期でも、厚手すぎないナチュラルカラーのストッキングを選ぶと、全体の装いとバランスがとれて上品な印象に仕上がります。
ちなみに、私のお気に入りのストッキングはたまたまドラッグストアで見つけたカネボウの 「エクセレンス」 です。
以前は、ひどいときには一日で伝線してしまうこともありましたが、カネボウのものに変えてからは一ヶ月以上もつことがほとんど。しかも、肌触りがなめらかで、ほんのりとした艶があり、足がきれいに見えるのもお気に入りのポイントです。
ストッキング選びに悩んでいる方には、ぜひ一度試してみてほしいアイテムです。
顔合わせで好印象を与える母親の髪型とメイク
服装と同じくらい大切なのが「髪型」と「メイク」です。
どちらも第一印象に大きく関わるポイントでありながら、派手すぎても、手を抜きすぎてもバランスを崩してしまいます。
大切なのは、「清潔感」 と 「上品さ」 を感じさせること。
主役である新郎新婦を引き立てながら、母親らしい落ち着きと華やかさを自然に演出できる髪型とメイクのコツをご紹介します。
顔合わせにふさわしい母親の髪型とは?
和装の場合は、美容院での着付けやヘアセットが必要になることが多いですが、洋装であれば、自分で髪を整えるだけでも大丈夫です。時間に余裕があれば、美容院で軽くセットしてもらうのもいいですね。
気をつけたいのは、髪のツヤ感です。どんなに装いが整っていても、髪がパサついていると全体の印象が残念になってしまうこともあります。
顔合わせの日に向けて、日頃から髪のケアを意識しておくと安心です。
私が愛用している
オルビス エッセンスインヘアミルク

はドライヤーの前につけて乾かすだけで髪を内側からケアしてくれます。朝起きたとき、髪の質感が違います。
リーズナブルな価格なのに、さすが、ベストコスメ大賞を受賞している商品だと納得の使い心地です。
髪に自然なツヤがあるだけで、装い全体がぐっと洗練されて見えます。日常のお手入れに取り入れてみるのもおすすめです。
画像出典:オルビス エッセンスインヘアミルク

ナチュラルだけど上品に|母親の顔合わせメイクのコツ
顔合わせのメイクは、「やりすぎないけれど、きちんと感はある」 のが理想です。
肌の質感を整えたうえで、ほお紅をふんわりとのせると、自然な血色が出てやさしい印象になります。
アイシャドウやリップは、濃い色や強い発色は避け、落ち着いた色味を選ぶと上品にまとまります。
また、最近はまだマスクをつける場面も多いため、口紅は色持ちのよさも意識したいところ。
KATEのリップモンスターは、落ちにくい口紅として人気があり、マスクへの色移りが気になる方にもおすすめです。
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そして、見落としがちなのが指先です。食事中は意外と手元に視線が集まるため、爪もきれいに整えておきましょう。
ネイルをする場合は、ベージュやピンク系のやさしい色味を選ぶと、品のある手元になります。
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普段ネイルをしない方でも、プチプラコスメで十分きれいに仕上がります。
たとえばキャンメイクのネイルは、発色がよく、ツヤもきれいに出るのでおすすめです。
口紅もネイルも、ドラッグストアやスーパーなどで手軽に購入できるアイテムです。
特別な日だからと気負わずに、身近なコスメを上手に取り入れて、ナチュラルな華やかさを楽しんでみてくださいね。
メイクアイテムはプチプラを使っても、スキンケアだけは年齢にあった質の良いものを使いましょう。
50代 60代の私たちにとって肌は一生のパートナーです。だからこそ、日々のお手入れには少しだけこだわりたいですね。
オルビス
のオールインワンは高機能なのにお手入れはシンプルで、忙しい朝でも負担にならず続けやすいところが気に入っています。
お肌は年齢が出やすい部分なので、無理なく続けられるケアを取り入れて、大切にしていきましょう。
♡ ポーラ・オルビスのエイジングケア
お試し
両家顔合わせは第一印象が大切。母親として上品に整えて
いかがでしたか?
顔合わせは、両家の第一印象をつくる大切な場です。
主役はもちろん結婚するふたりですが、母親も上品で整った装いを心がけることで、場の雰囲気がより和やかになります。
控えめながらも品のある装いで、心を込めて当日を迎えましょう。
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