チャペルでの挙式が終わると、次は披露宴です。
その前に、ガーデンでセレモニー。
挙式参列者は庭に出て新郎新婦を待ちます。新郎新婦がカリヨンの鐘を鳴らし、花嫁のブーケトス、そして参列者全員での写真撮影です。
披露宴会場前では受付とウェルカムドリンクのサービスが始まりました。受付を済ませたゲストの会場への案内も始まります。
さぁ、披露宴がいよいよ開始です。
この記事では 披露宴の流れの中で親がすること をまとめました。
結婚式は子どもたちだけで準備してきたとしても、おもてなしをする側の両親がお客様のように座っていては招待客に対して失礼になります。
披露宴では動けない新郎新婦に代わって両親も感謝の気持で招待客を精一杯おもてなししましょう。
披露宴の流れの中で親がすること
披露宴で親がすることは、ごあいさつに始まりごあいさつに終わるといってもいいくらい、招待客にごあいさつをすることが一番の役割です。
披露宴で親がごあいさつするのはおもに次の4場面です。
- 会場入口でごあいさつ
- テーブル回りでごあいさつ
- 両家の代表(父親がする場合)の謝辞
- お見送りでごあいさつ
ごあいさつやその時の立ち振る舞いは、あらかじめ披露宴の流れを知っておけばスムーズです。
披露宴の流れを知っておこう
では、披露宴の流れの中で、実際に親はどの場面でどのように立ち振る舞えばいいのでしょうか。
披露宴の流れがわかっていると、状況にあった動きがとりやすいです。
具体的に一例として、披露宴の時間が11:30~14:00の場合での、親の立ち振る舞いを見ていきましょう。
※下記のタイムラインで親が関わる部分は緑色の文字になってます。
- 会場入口で新郎新婦とともに招待客を迎える
- 11:30新郎新婦入場
- 開宴あいさつ(司会者)
- ウェルカムスピーチ(新郎)
- 11:40新郎主賓の祝辞(新郎新婦、両親は起立をします)
新婦主賓の祝辞(新郎新婦、両親は起立をします) - 乾杯(全員起立をします)
- 11:50お食事スタート(歓談中にあいさつ回り)
- 12:00新郎側テーブルスピーチ
- 新婦側余興
- 12・40新婦お色直し中座
- 新郎お色直し中座(歓談中にあいさつ回り)
- 13:00お色直し入場
- ケーキ入刀
- 新婦側テーブルスピーチ
- 新郎側余興
- 13:30手紙朗読(新婦)
- 花束贈呈(両親に贈られます)
- 謝辞(新郎父)
謝辞(新郎) - 新郎新婦退場
- エンドロール(両親退場)
- 14:00立礼・お見送り(新郎新婦とともに招待客をお見送り)
実際には会場の進行係が「次は〇〇です。」と親の出番を誘導してくれるのですが、親もタイムスケジュールを把握していると安心できます。
披露宴での様々なごあいさつ
披露宴で親のすることで、一丁目一番地なのは、前述のとおり、やはり 「 ごあいさつ 」 です。
親の披露宴でのごあいさつの場面をそれぞれ見ていきましょう。
会場入口でごあいさつ
会場入り口で新郎新婦とともに並び招待客一人ひとりにあいさつをします。
例) 『 本日はご足労いただきありがとうございました。 』
テーブル回りでごあいさつ
乾杯後、料理が出て会場全体がなごみ歓談が始まったら各テーブルにあいさつに回ります。
まず主賓に両親そろってあいさつに伺います。
そのほか新郎新婦がお色直しに行っている間もあいさつ回りができる時間です。
本来ならごあいさつのあとお酌をしていたものですが、コロナの時代以降ごあいさつだけの場合もあります。
お酌をする場合はボトルを持ち歩くのではなくそのテーブルにあるボトルでお酌をします。
はじめてお会いする場合が多いのでまず「〇〇の母(父)です」と自己紹介をしてからごあいさつ。
会社上司に、
例) 『 〇〇(新郎または新婦の名)がいつもお世話になりありがとうございます。これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。 』
友人に、
例) 『 いつも〇〇(新郎または新婦の名)と仲良くしてくださりありがとうございます。ここでこうしてお会いできることを楽しみにしておりました。 』
相手方の親族に、
例) 『 遠方からご出席いただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 』
両家の代表の謝辞
披露宴の最後には両家の代表が招待客への感謝の言葉を述べます。
うちの場合は新郎の父親が謝辞をしたあと新郎もあいさつをしました。
新郎のみまたは新郎新婦がふたりであいさつをする場合もあります。
お見送りでごあいさつ
新郎新婦、両親は会場出口に並んで一人ひとりにあいさつをし、お見送りをします。
うちの場合、本人たちは招待客にプチギフトをお渡ししました。
お見送りのごあいさつは、
例) 『 本日はお越しいただきましてありがとうございました。 』
祝辞をくれた人には、
例) 『 心温まるお祝辞をいただき感動いたしております。ふたりも決して忘れないことでしょう。 』
余興をしてくれた人には、
例) 『 楽しい歌やダンスで盛り上がりましたね。準備も大変だったでしょう。ありがとうございました。 』
招待客に丁寧にごあいさつをしましょう。
披露宴の流れの中で親は注目されている
上記セクションまでで披露宴でのごあいさつを見てきたところで、披露宴で親の注目されることはまだまだあります。
特に進行中の披露宴ではいっそうの注目です。その時の場面や細かな振る舞い方はどうしたらいいのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
主賓の祝辞
新郎の主賓、新婦の主賓の順でお祝辞をいただきます。
新郎新婦、両家両親はその場で立って拝聴します。
主賓から「お掛けください」と言われたら小さくお辞儀をしてから座ります。
あいさつが終わると一礼します。
乾杯
準主賓の方によるあいさつと乾杯のご発声です。全員が起立して乾杯します。
新郎新婦と両親は「乾杯!」の声に対しては「ありがとうございます」という姿勢で、軽く一礼し招待客よりあとに口をつけます。
テーブルスピーチ・余興
テーブルスピーチや余興の際には歩き回らずに席について耳を傾けましょう。
子どもたちのために準備してくれたものなので拍手だけでなく一礼して感謝を示しましょう。
新婦からの手紙・花束贈呈
披露宴のクライマックスです。
直前に式場スタッフから声をかけられるので、新郎新婦、両親は会場の後方へ移動します。
新婦から両親にあてた手紙が朗読され、両親へ花束が贈られます。
結婚式の「 エンドロール 」って何?
エンドロールとは、本来は映画やドラマなどの最後に流れる制作に関わった人の名前の一覧のことです。
結婚式のエンドロールは新郎新婦が退場したあと流れるムービーです。
挙式から披露宴の様子を写真や動画で撮影したもので、招待客一人ひとりの映像も流れるサプライズ感のある演出です。
映像の最後には出席してくださった方全員のお名前が流れ好評だったようです。
当日撮影した映像をすぐに編集して上映するなんて技術も進歩していますよね~
もちろん両親も登場しています!
ただ、エンドロールが始まるタイミングで両親もスタッフに退場を案内されるので見ることはできません。扉越しにエンドロールで会場がかなり盛り上がっていることだけは伝わってきました。
披露宴での親の立ち振る舞いでやってはいけないこと
披露宴では、両親はなにかと注目されているのでいつも笑顔で接したいものです。
そんな中で、ついやりがちな 「 親のやってはいけない立ち振る舞い 」 は以下のようなものです。
- 祝辞や余興の最中に歩きまわる。
- 祝辞や余興の最中に周りの人と話し込む。
- お酌を無理強いする。
- 飲みすぎて酔っ払う。
- お見送りのときに知人と話し込む。
祝辞や余興は新郎新婦のために時間をかけて用意してくださったお祝いです。その間は席を外すことなく拝聴、拝見いたしましょう。
お酌は必ずしないといけないものではありません。その場の雰囲気でごあいさつだけでも大丈夫です。
親がお酒を飲みすぎてしまうと、考えていた謝辞を忘れてたり、話が長くなりすぎたりと親の出番で残念なことになります。披露宴ではお酒はほどほどに。
お見送りまでが披露宴ですが、途中長々とでしゃべっていると行列ができてしまいます。
お見送りで話し足りない知人がいても、
例) 『 またゆっくりね! 』
と切り上げるのが望ましいでしょう。
披露宴では両親は注目されてるので、気をつけたいものです。
披露宴の流れの中で親がすることまとめ
披露宴で親がすることは新郎新婦とともに大切な招待客をおもてなしすることです。
子どもたちを祝うために駆けつけてくださったゲストに感謝です!
お開きになったのはPM2:00。
皆様に喜んでいただける披露宴となったでしょうか。
これから新郎新婦は二次会へと向かいます。
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