子どもから結婚しますと言われたら、あなたならどんな反応をするでしょうか?
親はだれでも、子どもがいつかは結婚し、幸せな家庭を築いてほしいと願っているものです。
特に親もそろそろ定年で、早く孫の顔が見たいのに、うちの子このまま結婚しないで家にいるのかしら?
とヤキモキされている親御さんだったら大喜び!ですよね。
逆に子離れできていない親御さんならショックだったり...
人それぞれだと思いますが、誰にでもその日は突然やってきます。
本記事は自分の体験のもとに息子の結婚で親がすることをまとめています。
子どもの結婚宣言でドギマギされているあなたのお役に立てればうれしいです。
息子の結婚 その日は突然やって来る
うちにもその日が突然やってきました~
うちの息子の場合は
息子に彼女がいることは薄々感じていましたが、なんとなく気がつかないふりをしていました。
まだ20代なんだからいっぱい恋愛をしてね~もう大人なんだから、いちいち親が干渉することもないよね~そんな思いからでしたが...
まさか24歳の息子から結婚すると言われるとは...
息子の結婚 母親の気持ち
おめでたい事なのに「うれしい」と言うより「驚いた!」と言うのが正直な気持ちでした。
ちょっと時が止まった感じ...
だって、息子の結婚なんてまだ考えたこともなく、あまりにも突然のことだったからです。
そして、だんだんと寂しくなり...
大切に育ててきた息子が遠くに行ってしまうようなそんな気持ち...
私の周りでも30代で未婚の人は結構いるので、最近はみんな結婚って遅いんだ!
息子の結婚は30歳になってから考えればいいよね~
うちにはまだまだ先のこと、と思っていたのです。
息子の結婚 結婚準備はどうする?
突然の息子の結婚、私にはまだ何の準備も覚悟もできていません。
息子が結婚する時、実際、親は何をしたらいいのでしょうか?
当時の私には自分の結婚の時の知識しかありません。今どきの結婚ってどんなものなのでしょう?
早速、調査開始です。
子どもの結婚 親がすること
子どもの結婚が決まったら
まず、今どきの結婚事情を知ることが大切です。
親世代とはちょっと違ってきてますよ。
今どきの結婚事情は?
かつて結婚は、家と家との結びつきという考えが主流でした。
そのため結納、挙式、披露宴はしきたりを重んじた形式的な儀式でした。
今では結婚は本人たちのものであって、一番大切なのは二人の気持ちで、相手と一緒に将来を生きて行くための結婚になっています。
そのため、結婚にまつわるしきたりもさほど重要視されなくなっています。
親世代では結納をしたり、仲人を立てるのは一般的なことでした。
しかし今では結納はほとんど行われず、仲人や媒酌人を立てない披露宴はもはや普通のことです。
会費制の結婚式や、親族や親しい友人だけを招いての少人数の結婚式、挙式披露宴を行わないで写真を撮るだけのフォトウェディングも増えています。
親世代ではあまり明るみにされなかった「できちゃった婚」は「おめでた婚・授かり婚」とよばれ、二重の喜びとして祝福されています。
今どきの結婚スタイルは多様化しているのです。
親は何をしたらいいの?
親は、子どもたちがどんな結婚を望んでいるのかを聞いて基本的には本人たちにまかせます。
子どもたちの価値観を否定したり感情的になるのは控え、子どもたちの幸せを第一に考えて温かく見守りましょう。
でも準備を進めていくうちに子どもたちにもわからないことや、援助を受けたいことがきっと出てくるはずです。
その時が親の出番です!
たとえば資金面でのことです。挙式・披露宴・新婚旅行・新居の準備等結婚の費用はかなりの額になります。子どもたちの資金だけでできれば問題ないのですが、親が援助する場合が一般的のようです。
実際、結婚式の費用として親や親族から援助を受けた人は全体の71.9%となっています。情報出典:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」
結婚が決まったら、親が援助する金額やどの部分を負担するのかも話し合っておきましょう。
親戚づきあいのことも子どもにとってはわからない分野でしょう。
子どもたちから相談を受けた時にはアドバイスをして、マナーやしきたりのフォローをしてあげましょう。
結婚式は子どもたちが主役なので、二人の希望が叶うようにサポートするのが親の役割と言えそうですね。
親の結婚準備スケジュール一覧
では具体的に親は何から始めたらいいのでしょうか?
結婚式までの流れの中で親がかかわる部分をおおまかにまとめてみました。
- 1年~8ヵ月前子どもの結婚相手と会う
子どもの結婚観を聞く - 8ヵ月~6ヵ月前両家顔合わせ
(結納) 結納を行う場合 - 結婚式の日取りを決める
式場を決める - 6ヵ月~3ヵ月前招待客をリストアップして決定する
招待状の作成・発送 - 婚礼衣装を決める
親の衣装を決める - 2ヵ月前引き出物・引き菓子を決める
- 婚礼料理を決める
- 遠方からの招待客の宿泊の手配
- 1ヵ月前披露宴の席次を決める
- お車代、心付けの準備
- 披露宴での挨拶文を考える(謝辞を述べる場合)
- 写真の前撮りがあれば見学する
- 母親もエステやネイルケアに行く
- 結婚式前日結婚式の持ち物の点検
- 結婚式当日結婚式を手伝ってくれる人にあいさつ、心付け
- 親族紹介
- 披露宴会場入口で招待客の出迎え
- 披露宴歓談中に招待客へのあいさつ回り
- 両家代表の謝辞
- 招待客のお見送り
- 結婚式でお世話になった人にあいさつ、お礼
- 式場へ当日の追加分の精算
- 結婚式の後(後日)内祝い品を贈る
結婚準備は一年ほどかけて準備することが主流でしたが、だんだんと準備期間も短くなっています。
半年で結婚式というスピード婚のカップルも増えています。
結婚式の準備は半年前からスタートしても計画的に進めればじゅうぶん間に合います。
結婚式1年~8ヵ月前に親がすること(スピード婚 結婚式6か月前)
- 子どもの結婚相手と会う
どんな人を連れてくるのか親にとってもドキドキです。
- 子どもの結婚観を聞く
この時期に親からの援助金についても話しておくと子どもも結婚式がイメージしやすくなります。
子どもが結婚するときは援助してあげたいなと常々思っていましたが、はっきりと息子に援助するとは言っていませんでした。結婚式場の支払いのときに渡せばいいかなくらいに思っていました。
けれど息子の方は親が援助してくれるとはまったく思っていなかったようで...「援助してくれるなら式場決める前に教えてよ!」とうちの息子から言われてしまいました。
予算を考えるのが大変だったようで~私がそれとなく伝えていればよかったなと後で思いました。
結婚式8ヵ月~6ヵ月前に親がすること(スピード婚 結婚式6か月前)
- 両家顔合わせ (結納)
親にとっては子どもの結婚前の一大イベントです。
子どもの結婚相手の親に会ってごあいさつ。
結納を行う場合は顔合わせのあとに行います。
両家顔合わせの基礎知識は下記の記事をご参考に。
顔合わせの手土産はこちらの記事です。
母親が気になるのが服装です。
顔合わせの服装は下記の記事で解決できます。
顔合わせの服装も簡単にレンタルできる時代になっています。
- 結婚式の日取りを決める
最近はお日柄をあまり気にしないでみんなが集まりやすい日を選ぶ傾向にあります。
- 式場を決める
2~3件は式場見学やブライダルフェアに行って実際に会場を見て、できれば試食もして決めるようアドバイスを。
式場探しといえばまず「ゼクシィ」を思い浮かべるでしょうが、今までになかった新しいサービスがあるサイトと併用するのが今どきの新郎新婦です。
結婚式6ヵ月~3ヵ月前に親がすること
- 招待客をリストアップして決定する
基本的には招待客選びは本人たちまかせますが、親族については親にしかわからないことがあるので引き受けましょう。リストアップしたら親族には早めに親から連絡しておきましょう。
- 招待状の作成、発送
差出人は親にするのか本人たちにするのを決め、文面を確認します。
- 婚礼衣装を決める
子どものハレの日の衣装は親も一緒に選びたいものですね。
- 親の衣装を決める
レンタルや着付けの予約をします。子どもにも親の衣装を見てもらって会場の雰囲気に合っているか確認してもらうと安心です。親の衣装選びも大切です。
母親の服装といえば黒留袖が定番でしたが、チャペルでの挙式が多くなってきたことからドレスを着用する方も増えています。
少人数の結婚式も増えています。
あわせて親族の服装にも配慮を
特に祖母の服装については、新郎新婦の母親が相談にのったり準備を手伝ったほうがいいと思います。
祖母の年代だと孫の結婚式には黒留袖を着るものだと思いこんで、もう着物は着れないからと出席を躊躇される方もいるようです。今は高齢者の方も洋装で結婚式に出席されるということをお伝えして、着ていて楽な服装を一緒に選びましょう。
小さな子どもたちの服装は見ているだけで楽しくなりますね。
結婚式2ヵ月前に親がすること
- 引き出物、引き菓子を決める
今どきの引き出物は、年代や性別で品物を分けたり、招待客が好きなものを選べるギフトカタログにしたりと工夫されています。親の目でサポートしましょう。
- 婚礼料理を決める
高齢の親族への気遣いも含めてサポートしましょう。
- 遠方からの招待客の宿泊の手配
遠方から来る親族は前泊や式当日宿泊することが多いもの。
親族の宿泊は親が手配します。
式場に併設の宿泊施設があればいいのですがない場合は、式場へのアクセスの良い場所を事前に探しておきましょう。
結婚式1ヵ月前~結婚式1週間前に親がすること
- 披露宴の席次を決める
親族の席次はサポートしましょう
- お車代、心付けの準備
新券を用意し、ご祝儀袋やポチ袋に入れます
- 披露宴での挨拶文を考える(謝辞を述べる場合)
両家の代表者として謝辞をする場合は原稿を作って練習します。
- 写真の前撮りがあれば見学する
見に来てね!と言われたらですが...新婦の母親は行きやすいみたいですが、新郎の母親も行きたいですよね。見学に行く場合は新郎新婦と写真を撮っても浮かないくらいの服装で行ってくださいね。
- 母親もエステやネイルケアに行く
結婚式で、新郎新婦の次に注目されるのが母親なんです。
母親もキレイになりたいですよね。
年齢を重ねるとともに、お肌の悩みも増えてきます。プロの手で、しわやたるみをググッと引き上げ、お肌をより健康的に美しく整えましょう。
お嫁さんがブライダルエステに行くのは常識ですが、今では母娘で行く方が多いそうです。
新郎の母親も気になりますよね~
結婚式の前に体験してみませんか。
でも、エステはちょっと。。。という方は、運動とセルフエステができるchocozap はいかがですか。
子どもの特別な日を母親も美しく笑顔で迎えたいものですね。
結婚式前日に親がすること
- 結婚式の持ち物の点検
いよいよ明日です。忘れ物のないように持ち物を確認しましょう。
結婚式当日に親がすること
- 結婚式を手伝ってくれる人にあいさつ、心付け
式場スタッフや司会者、カメラマンにごあいさつ。
心付けを渡す場合はこのタイミングで渡します。(心付けを受け取らない会場もあるので事前に確認を)
- 親族紹介
挙式の前後に両家の親族が控室などに集まって親族紹介をします。
新郎側、新婦側の順で行い、通常両家の父親が紹介します
- 披露宴会場入口で招待客の出迎え
会場入口で新郎新婦とともに並び招待客一人ひとりにごあいさつ。
- 披露宴歓談中に招待客へのあいさつ回り
乾杯後料理が出て歓談が始まったら各テーブル両親であいさつに回ります。
- 両家代表の謝辞
新郎の父親がする場合が多いですが、新郎のみの場合もあります
- 招待客のお見送り
新郎新婦と両家両親は一列に並んで感謝の言葉を伝えながらお見送りをします。
- 結婚式でお世話のなった人にあいさつ、お礼
心付けの渡し忘れがないか確認します。
- 式場へ当日の追加分の精算
新郎新婦は二次会へと向かうので追加分の精算は親が代わりにおこないます。
結婚式の後(後日)に親がすること
- 内祝い品を用意して贈ります。
結婚式に招待していない人からいただいたお祝いのお返しが「内祝い」です。
内祝いは結婚式後1ヶ月以内に贈るのが目安です。
親の知人から頂いたものならば子どもの名前で親が手配してもかまいません。
のし紙は紅白結びきりのもので新郎の氏名とその左側に新婦の名前を入れます。
息子の結婚 親がすることまとめ
結婚式は新郎新婦が主役でその準備も子どもたちに任せておくのが基本です。
とはいっても親がかかわる場面はかなりあります。
はじめて子どもの結婚を経験する方は、何をしたらよいかと迷われていかと思います。
この記事をご覧頂き子どもの結婚式までの親の準備をイメージしていただけると幸いです。
準備は大変そうです。
子どもの希望する結婚式になるよう親も精一杯サポートいたしましょう。